ケアレスミスが多い病気がある!大人のADHDについて対処法まで解説

仕事術

仕事でどれだけ注意してもケアレスミスが多く困っている、そんなあなたはもしかしたら病気かもしれません。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)という病気は集中力・注意力が低く、ミスしやすいという症状があります。

大人になってから気がつく場合も多く、約束を忘れるなどのミスも多く信頼を失い社会から孤立してしまうこともあるんです。

病院に通って治療する場合もありますが大体の場合、ちょっとした工夫でミスを減らすことができます!

ADHDでも、そうでなくてもミスが多くて悩んでいるあなたに、ミスを減らす方法を紹介するのでぜひ試してみてください。

本記事を読むとわかること
  • ケアレスミスが多いなどの症状があるADHD(注意欠陥・多動性障害)の原因や症状や特徴があるのか
  • ミスに対する対処法

大人のADHD(注意欠陥・多動性障害)の原因や症状

ADHDという言葉を聞いたことはないでしょうか?

意外と略称が有名になっている病名ですが日本語では注意欠陥・多動性障害と言います。

その名の通り注意力が低い、落ち着いていられない(多動性)などの症状があります

このADHDは大人になってから発症することがありません。実は子供の頃から症状はあっても正しく診断されていない、または気が付かれていない場合があります。

どうしても予定を忘れてしまう、誤字脱字などのミスが減らない、と悩んでいませんか?

何度も上司の怒られてもミスが減らないし、会社も居づらい。

そんなあなたはADHDかもしれません。症状などをみて自分と照らし合わせてみてください。

大人のADHDでよくみられる症状

このような症状が見られたらあなたはADHDの可能性があります。

全ての症状が必ず現れるわけではなく、注意力の低下だけの人、多動性が強い人などさまざまです。

ミスが多い、空気が読めないなどの言動が多く、うまく人間関係を築けず学校や職場に馴染めないことがあります。

生死に関わる病気ではないけど社会に適応できなくてうつ病になってしまうこともあるので怖いよね。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の原因

原因はまだ明確に明らかになっていません。しかし、たくさんの研究によると遺伝的要因と環境的要因の2つが関係しているようです。

親からの遺伝である遺伝的要因と、生まれる時に生じた障害などによる脳の形態学的な異常や脳内の神経伝達物質のバランスの乱れなど機能的異常などが関わる環境的要因が複雑に絡み合いADHDを発症します。

親のしつけが悪い、育て方の問題だという人がいますが実は親のしつけは関係ありません!

ADHDの診断方法

1物事を行うにあたって、難所は乗り越えたのに、詰めが甘くて仕上げるのが困難だったことが、どのくらいの頻度でありますか。
2計画性を要する作業を行う際に、作業を順序だてることが困難だったことが、どのくらいの頻度でありますか。
3約束や、しなければいけない用事を忘れたことが、どのくらいの頻度でありますか。
4じっくりと考える必要のある課題に取り掛かるのを避けたり、遅らせたりすることが、どのくらいの頻度でありますか。
5長時間座っていなければならない時に、手足をそわそわと動かしたり、もぞもぞしたりすることが、どのくらいの頻度でありますか。
6まるで何かに駆り立てられるかのように過度に活動的になったり、何かせずにいられなくなることが、どのくらいの頻度でありますか。
7つまらない、あるいが難しい仕事をする際に、不注意な間違いをすることが、どのくらいの頻度でありますか。
8つまらない、あるいは単純な作業をする際に、注意を集中し続けることが、困難なことが、どのくらいの頻度でありますか。
9直接話かけられているにもかかわらず、話に注意を払うことが困難なことはどのくらいの頻度でありますか。
10家や職場に物を置き忘れたり、物をどこに置いたのかわからなくなって探すのに苦労したことがどのくらいの頻度でありますか。
11外からの刺激や雑音で気が散ってしまうことが、どのくらいの頻度でありますか。
12会議などの着席していなければいけない状況で、席を離れてしまうことが、どのくらいの頻度でありますか。
13落ち着かない、あるいはソワソワした感じが、どのくらいの頻度でありますか。
14時間に余裕があっても、一息ついたり、ゆったりとくつろぐことが困難なことが、どのくらいの頻度でありますか。
15社交的な場面でしゃべりすぎてしまうことが、どのくらいの頻度でありますか。
16会話を交わしている相手が話し終える前に会話をさえぎってしまったことが、どのくらいの頻度でありますか。
17順番待ちしなければならない場合に、順番を待つことが困難なことが、どのくらいの頻度でありますか。
18忙しくしている人の邪魔をしてしまうことが、どのくらいの頻度でありますか。

より多く当てはまる人ほどADHDの可能性が高いです。しかし、この診断が当てはまるからといってADHDというわけではありません。

正確な診断をしたい場合は病院へ行きましょう。

ミスをしない対処法

ちょっとした工夫でミスを減らすことができます。ミスの種類ごとに対処法や工夫を紹介します。

簡単にできるものばかりなので是非参考にしてみてください♪

集中力が途切れてしまうことでミスしてしまう場合

集中力が続かず、投げやりになってしまい、ミスしてしまう場合は作業を小分けにしましょう

約15〜25分程度でできる量に分けて、一つの作業が終わるたびに5分程度の休憩を挟むと気持ちがリセットできます。

ポモドーロテクニックというテクニックだね!

短時間で集中できるだけでなく、作業を終えるたびに達成感を感じることができ、モチベーションも上がるのでおすすめです!

焦ってしまいミスをする場合

期限がギリギリになってしまい焦ることでミスをする場合があります。

期限がギリギリになってしまうのはこれらの理由が考えられます。

  • 作業に取り掛かることが遅い
  • 作業に集中できず時間がかかる
  • そもそも作業量が多すぎる

<作業に取り掛かることが遅い>

興味のない作業ややりたくないことはなかなか手をつけることができませんよね。

正直私も後回しにする癖があり、いつも締切の前日に完成させるタイプでした。

しかし、あまりに直前だとPCの故障などのトラブルがあった際に対応できず、期限に間に合わないこともありました。

早く作業に取り掛かった方がいいのはわかっているけどできないんだよね。

そんなあなたにおすすめなのが5秒ルールです。やり方は簡単、「5、4、3、2、1、0」と5秒カウントし「0」になる前に行動するだけです。

そんな簡単に行動できたら苦労しないわよ。

そう思うでしょう。しかし、この勢いをつけるだけのようなやり方も意外と効果があるんです。

5秒以上経つと人はやりたくないことをやらないための理由を考えてしまうそうです。

「今日はちょっとだるいから休もうかな」「もう少し時間があるし、乗り気じゃない時にやっても進まないでしょ」という考えで後回しにしたことがありませんか?

そういう言い訳を考える前にまず行動してみると意外と集中して作業に取り組めるんです!

ポイントは行動できたら自分を褒めることです!

ちょっとしたことでも行動に移せたら自分をこれでもかと褒めましょう

起きたくないけどベッドから出れた、食事の後食器を下げることがめんどくさかったけどシンクまで持っていった、など小さな日々の行動から変えてみましょう。

心の中で5秒数えながら勢いで行動し、褒めることで達成感を得られ、行動に移すことが癖になってきます。

5秒ルールについて詳しく知りたい方は本が出版されているので是非読んでみてください。

<作業に集中できず時間がかかる>

作業に集中できず、なかなか進まないため結局締切ギリギリになってしまう場合は作業を分けましょう。

前述した通り、15〜25分程度で終わるくらいの作業量に分け、一つ一つこなすことで集中して作業することができます。

こまめに休憩をとって気持ちをリセットすることが大切です!

<そもそも作業量が多すぎる>

作業量が多すぎて期限に間に合わないことがあります。その時は、作業を始める前に上司に相談しましょう。

遅れてしまうより、初めから期日を伸ばしてもらう方が、周りも予定が立ちやすいです。

なんでも無理して仕事を受けず、自分でできる仕事量を見極めましょう。

でも仕事できないと怒られるし…。

仕事ができないことで必要以上に怒られる場合は労働環境が良くないかもしれません。

パワハラは他の上司に相談してみましょう。難しい場合は転職も検討してみてください。

他にも素敵な職場はありますし、転職活動は悪いことではありません。

あなたの心が疲れてしまう前に素敵な職場を探してみましょう♪

不注意によるミス

確認不足による誤字脱字は見直しを何回もするようにしましょう。

見直ししてるのに減らないんです。

そんなあなたへおすすめの見直し方法を紹介します。

  • 音声読み上げ機能を使う
  • コピーして確認する
  • グーグルドキュメントのスペルチェックを使う
  • ダブルチェックをお願いする

<音声読み上げ機能を使う>

iPhoneやiPad、MacBookでは音声読み上げ機能がついています。

読み上げてほしい箇所を選択すると「読み上げる」という選択肢が出てきます。

それをクリックするだけで音声で読み上げてくれます。

目で確認するだけでなく音声で聞くことで間違いに気がつくことがあります。

<コピーして確認する>

PCで見ていても気が付かなかったのに、印刷してからミスに気がつくことがありますよね。

あらかじめ一部コピーして確認することで誤字脱字が減ります!

音読も一緒にするとより間違いに気が付きやすいですよ。

<グーグルドキュメントのスペルチェックを使う>

グーグルドキュメントにはスペルチェックの機能がついています。

確認したい文章をコピーし、グーグルドキュメントに貼り付けて、「A✔︎」のようなマークをクリックするだけで、誤字を教えてくれます。

また、正しい日本語の言い回しなども指摘してくれるのでとても便利です。

<ダブルチェックをお願いする>

1人で確認するとどうしてもミスをしてしまう場合、誰かにダブルチェックをしてもらいましょう。

同僚や上司も忙しいのに申し訳ない。

そう思う方もいるとでしょうが、ミスをしてから直すより確認してもらったほうが何倍も時間がかかりません。

ミスをする方が迷惑になってしまうので確認をお願いしてみましょう。

忘れてしまうことによるミス

気をつけていたのに頼まれていた仕事を忘れてしまい怒られて経験はありませんか?

私は特に忙しいとやるべきことを忘れてしまい、良く怒られていました。

どんなに気をつけていても、人は忘れてしまいます。

次の日になると7割忘れているという報告もあるくらいです。

だからこそ、物忘れによるミスを防ぐためにメモをする習慣をつけましょう。

付箋に書いてパソコンや目につく場所に貼ります。そして終わったら剥がすようにするとやらなければいけない作業が可視化され、忘れることが減ります。

また、書いて整理することで優先順位が高いものから手をつけることができ、効率的に作業できます

集中して仕事をするために集中できる環境作りも大切!

デスク周りは片付いていますか?

ドキッとしたあなた、デスクに物がたくさんあるせいで集中力が落ちているかもしれません

いろんな物が目に入ると、そっちに意識が向いてしまい、やるべきことが手につかなくなってしまいます。

また、使いたいものがすぐに見つからず探すのに時間がかかって作業が進まない、なんてこともあるでしょう。

使うデスクはできるだけものを少なく、綺麗に保つことが大切です!

でも、片付けが苦手なのよ。

そんなあなたへ、「トヨタの片付け」という本がおすすめです。生産性を高めるために、トヨタが実践している片付けの方法が分かりやすく紹介されています。

トヨタは有名な自動車メーカーで誰もが名前を聞いたことがあるでしょう。そんなトヨタではたくさんの工具や部品を使用します。

その必要なものを整理したところ作業効率が大幅に向上し、生産性アップにつながったのです。そのトヨタで実践している片付けのコツをわかりやすく図解してくれているので是非参考にしてみてください。

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まとめ

  • ケアレスミスが多い人はADHD(注意欠陥・多動性障害)の可能性がある
  • ADHDの症状は不注意のミスが多い、物忘れが多い、話を遮ってしゃべってしまう、集中力が続かない、じっとしていられないなどがある
  • ADHDでも工夫次第でミスを減らすことができる
  • やる気が起きない時は5秒ルールがおすすめ
  • 集中力が続かない時は30分程度で終わるくらいの作業量に分けて、作業が終わったら休憩する
  • 忘れてしまう人は付箋にメモし、見えるところに貼る習慣をつける
  • 整理整頓し集中できる環境を作ることも大切

ミスを繰り返してしまい、仕事に行くことが辛いあなたへ、参考にしてほしいミスを減らす方法でした。

たとえADHDでも他の人と同じ仕事や生活ができないわけではありません。

工夫次第でミスを減らすことができるのでぜひやってみてください。また、紹介した本を下にまとめてあります。とても参考になる本ばかりですのでぜひ読んでみてください。

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コメント

  1. Twicsy より:

    Thanks very interesting blog!

  2. It’s an amazing piece of writing in favor of all the online viewers; they will obtain advantage from it I am sure.

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