【不登校経験者だから言える】勉強のモチベーションが上がった理由

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子供が不登校になって全く勉強しなくなり心配になっていませんか?

勉強しないでこのまま学校に戻れなかったらどうしよう。

学校に戻れず、一生引きこもって社会に出れなかったら、など不安になってしまう方もいるのではないでしょうか。

不登校から引きこもりになってしまう人は約2割程度いるとされています。

しかし、勉強するように言っても喧嘩になってしまうし、心を閉ざしてしまうのではないかと思うと強く言えないでしょう。

私は学生時代2年間不登校で毎日何もしないで過ごしていました。

そんな私でも勉強しようと思い自力で勉強を始め学校に戻ることができたのです。

私自身が感じる勉強のモチベーションを上げるきっかけになった出来事と理由をご紹介します!

必ずこのようにするとモチベーションが上がるわけではありません。あくまで個人の話なので参考程度に読んでもらえると嬉しいです。

勉強しようというモチベーションが高まった理由

私は不登校になってから約1年半は何もしないで過ごしていました。

昼に起きてYouTube見たり漫画を読んだりするだけの毎日で今思い返しても記憶があまりありません。

思い出が無いくらい何もせず過ごしていた時期を経て、突然勉強しなければと思うようになりました。

そのきっかけは以下の3つです。

  • 将来どう生きたいか
  • 目標を決めたこと
  • 十分休めたこと

将来どのような人生にしたいか考えたこと

私は将来どのような人生にしたいか考えたことで勉強のモチベーションが上がりました。

目標がないと勉強への意欲が湧かないでしょう。将来の夢など具体的でなくてもどういう人生にしたいか考えると良いでしょう。

でもいきなり将来を考えるのは難しいんじゃないかしら。

実際に私も不登校になってすぐに勉強を頑張ろうと思えませんでした。

私はいじめが原因で学校に行けませんでした。

学校に行くことがつらくて仕方なかったのですが、学校に行かない時間も苦痛でした。

それは自分がとてもダメな人間なのではないかという自己嫌悪でどうしようもなく生きることが苦しかったのです。

学校に行かなくていいなんてラッキー!

なんて楽しい気持ちになったことは一度もありませんでした。

約1年半は勉強しようとしても悲しい記憶がよみがえり、机に向かうことができず、焦りと不安でいっぱいでした。

そして現実逃避をするようにスマホばかりいじるようになってしまったのです。

約1年半程、ダラダラと過ごしていたとき、ふと将来について不安になりました。

一生このままの人生を送るのか。親に迷惑かけ続けて生きている意味はあるのか。

そして冷静に選択肢を考えました。当時の私にある選択肢は「学校を辞める」、「転校する」、「学校に戻り卒業まで頑張る」ことの3択でした。

メリットデメリット
学校を辞める・嫌な人間関係をリセットできる
・学費などかからない
・ストレスの原因がなくなり精神的に楽になる
・学歴がないと就職が難しい
・大学への進学が厳しい
・塾などで勉強し高卒試験を受けるにはお金がかかる
転校する・嫌な人間関係をリセットできる
・普通の学校生活に戻れる可能性がある
・不登校というイメージを脱却できる
・転入試験を受からないといけない
・制服などお金がかかる
・同じ県内だと知り合いが多いため新しく学校生活を始めるには県外に行く必要があり簡単ではない
学校に戻る・金銭的な負担がない
・よく知っている先生や環境で勉強できる
・卒業や受験などの支援が受けられる
・人間関係など苦痛な思いをする
・授業についていけないと苦痛

学校に戻るかどうかメリットとデメリットを考えたときふとこのような考えが浮かんできました。

勉強しないとどうなるんだろう。

勉強しないと大学にはいけません。しかし、大学に行かないと社会に出て仕事ができないわけでは無いでしょう。

飲食店やサービス業など学力が必要のない職業もあります。

勉強しなくても、頑張ればなんとか生きていくことはできるはず。

そう考えると正直学校を辞めても社会で生きていけないわけではありません。

でも正直給料とか就職のことを考えるとそれなりの大学に行きたい。

なんのために勉強するかというと、大半の人は高校や大学などの受験に必要だからでしょう。

私は見栄っ張りな性格なので学歴で見下されたくない給料がいい仕事に就きたい、そんな理由から勉強しようと決めました。

目標を決めたこと

こんな仕事に就きたい、これくらいの偏差値の高校に行きたい、という具体的な目標を決めたことで勉強のモチベーションが高まりました

目標がないとなんのために、どれくらい勉強すれば良いかわかりません。

また、テストで何点くらい必要か、テストの範囲は何かわからないと、何を勉強すべきかもわからなくなってしまいます。

進学校に行きたいからテストで6割くらい取れるようになりたい。

入学受験は数3・Cいらないから勉強しないで必要な教科だけやろう!

このようにやるべきことが明確になり、勉強への意欲が高まってきます。

十分休めたこと

私が冷静に将来のことを考え勉強できるようになったのは十分休んだからだと思っています。

不登校になったばかりの頃は学校のことを考えるだけで涙が溢れてくることが多く、勉強することができませんでした。

しかし1年以上何もせず嫌なことを考えなかった結果、心の傷が少し落ち着き前向きに考えられるようになっていました。

これは全ての人に当てはまることではないかも知れません。

だからこそ、休めばいつか前向きに考えられるようになると断言はできません。

しかし、本当につらいときは頑張ろうと思っても頑張れないのです。

しっかり休む時間を作って、心や気持ちの整理をする時間は大切だと思います。

子供のモチベーションを高めるために親ができること

勉強のモチベーションを上げるには自分で目標に向かって勉強したい、と思えることが一番だと思っています。

しかし、親としては黙って見ているのはもどかしいでしょう。

とはいえ、無理に勉強しなさいと言っても効果はありません。

子供の勉強へのモチベーションを高めるためにできることをご紹介します。

  • さまざまな選択肢を示す
  • 社会や人とのつながりを作る

さまざまな選択肢を示す

さまざまな選択肢とは職業や生き方です。子供は実は大人が思うより職業を知りません。

私も学生時代は教師など良く聞いたり実際に接したりする人の職業しかわかりませんでした。

選択肢が少ないとどれも興味が無い場合目指す目標にならず勉強への意欲も湧いてきません。

教師は勉強を教えることできないし、医師になるほど勉強もできないし、私は何もできないんだ。

自分がやりたいもの、自分ができそうなものが選択肢に無いと「自分はダメな人間なのだ」と自己肯定感が下がりやる気が起きなくなってしまいます

だからこそ、子供にはできるだけたくさんの職業や生き方の選択肢を見せてあげてほしいのです。

生き方についても同様です。

どんなに忙しくても給料が高い職業について贅沢する生活が幸せな人もいれば、ある程度の金額を稼ぎながらのんびり暮らす方が良いのか「幸せの価値観」は人それぞれ違います。

子供自身で自分の幸せとは何かを考えることが必要です。どんな人生にしたいのか、そのためにはどんな努力をすれば良いのか考えられるようになるでしょう。

社会や人とのつながりを作る

学校に行けなくても社会とのつながりを作ってほしいのです。

具体的にいうと外出したり、家族以外の人と会うと良いでしょう。

家にこもっている時間が長くなるほど外出することに抵抗を感じやすくなってしまいます

買い物や旅行、ボランティアなど少しでも外の世界に連れ出して他の人と接する機会を作ると良いでしょう。

どうしても嫌がるなら無理をさせてはいけません。

子供の社会復帰を願うなら親がしては行けないNG行動

子供に社会復帰してほしいならば決して無理に学校に行かせたり勉強させたりしてはいけません。

無理にさせると余計精神的に苦しめてしまいます。

私個人の意見ですが自分で勉強しようと思わないと成績も上がりにくいと思います。

しかし、親としては勉強しないと不安ですよね。そんなときは不登校専門オンライン個別指導ティントルがおすすめです。

こちらは勉強の指導に入る前からカウンセリングを行い心のケアもしてくれます

どうして勉強するのか、どこを目標に勉強するのか考える手伝いをしてくれるのです。

また、子供だけでなく親の話も聞いてくれるので不安なことはぜひ相談してくれます。

初回の申し込みや相談は保護者だけで大丈夫なので気になった方はぜひ相談してみると良いでしょう。

まとめ

  • 不登校でも勉強のモチベーションを高めるには将来どのような人生にしたいか考え、目標を決めると良い
  • 心が傷ついて精神的に不安定な時期は勉強できないので心をしっかり休めることも大切
  • 子供に勉強への意欲を高めてもらうには職業などたくさんの選択肢を見せることで将来の目標を見つける手伝いをすると良い
  • 家から出ないと社会に戻りにくくなるので不登校の時期も外出し家族以外の人と接点を作ることがおすすめ
  • 無理に勉強するよう言わないことが大切

私が不登校時代、勉強へのモチベーションが高まった理由について紹介しました。

これは一個人の話なので必ず勉強へのモチベーションが高まる方法ではありません。

しかし、ただ勉強しなさいと親が言うのではなく将来のことを考えて目標を明確にすることで、自分から勉強しようと思えるでしょう。

勉強すべきことが大切なのではなく、もっと長い人生のことを考え社会に復帰できることが大切だと考えます。

不登校で悩む皆様が少しでも前向きに考えられるように参考になればと思います。

不登校だけど勉強したい、でも1人では難しい、そんな方には不登校専門のオンライン個別指導ティントルがおすすめです。

カウンセリングで個人に合わせた目標を立て、学習プログラムを考えてくれます。

また有名大学の大学生が講師として登録しており、自分で選ぶこともできます。

大人より歳の近い先生から大学生活の話なども聞けるでしょう。

大学などの話を聞くだけでより目標がはっきりしてモチベーションがアップするかもしれません。

初回の相談は保護者のみで大丈夫なので気になった方はぜひ相談してみてください。

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