HSPなら病院に行くべきか?病気ではないけど生きづらいなら受診も検討

ストレスケア

HSPという言葉を聞くことが増えてきたのではないでしょうか。HSPとは繊細で感受性が豊かな人のことを言います。

HSPの人は相手の感情をわかりすぎるため、他人の感情に気分を左右されたり、些細な刺激にも敏感に反応してしまったりし、ストレスを感じやすい特徴があります。

ネットで調べると「診断」とか「うつ病」とか出てくるし、病院を受診するべきなのかな。

病院に行くべきか不安な人もいるでしょう。HSPは病気ではないので、病院に行っても繊細な気質が治るわけではありません。

しかし、病院に行った方がいい場合もあるんです。HSPの人が病院を受診した方が良い場合はどんなときがあるのか紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

本記事を読むとわかること
  • HSPは病気ではないので、病院に行っても繊細な気質が治るわけではない
  • HSPは生まれ持った気質なので上手に付き合うことが大切
  • HSPと上手に付き合うためにはストレスを溜めないよう、嫌なものや刺激を遠ざけ、こまめにストレスを発散すると良い
  • HSPはうつ病を発症することが多く、精神疾患を発症しているようならば受診すべき

HSPとは

HSPとはHighly Sensitive Personの略で、繊細で感受性が豊かな人の気質を表します。

気質という言い方にピンとこない人もいるかも知れませんが、簡単に言うと生まれ持った性格みたいなものです。

HSPの人は生まれつき、敏感で些細な変化にもよく気がつき、周りの空気をよく読むことができます。

そのため、空気を読みすぎて気疲れしてしまいストレスを溜め込むことがあります。

HSPの特徴について詳しく知りたい方はぜひこの記事を読んでみてください。

HSPは病気ではない

HSPは病気ではなく、あなたが生まれ持った気質です。そのため、病気のように治療によってHSPの特徴が変わることがありません。

HSPの特徴はあなたの魅力の一つでもあるので、上手に付き合っていく必要があります

HSPとの上手な付き合い方

HSPは病気ではないからと言っても、生きづらさを感じて苦しんでいる人もいるでしょう。

学校や職場でうまく行かない、そんなあなたにHSPとの上手な付き合い方を紹介します。

  • 刺激を受けないように工夫する
  • 嫌なものとは距離を置く
  • こまめにリラックスしてストレスを発散する

刺激を受けないように工夫する

HSPは音や視覚の刺激にも敏感です。刺激を受けることで、些細なことにもストレスを感じやすいので、そもそも刺激を受けないよう工夫してみましょう。

<周りの音が気になって集中できないとき>

学校や職場で周りの人の些細な物音が気になり勉強や作業に集中できないときがありますよね。

そんな時はノイズキャンセリングのイヤホンをする、または耳栓をするなどして周りの音をシャットアウトしましょう。

学生であればテスト中に音で集中できない人は学校に相談して、耳栓の使用など検討してもらうのも良いでしょう。

<周りの人の視線や視界に入る情報が気になる>

周りの動くもの気を取られて集中できなかったり、人の視線や表情が気になったり視覚情報が入ってきすぎて辛い時は視覚情報を制限しましょう。

わざと眼鏡をすると視界が狭くなるのでちょっと楽になりますよ。

嫌なものとは距離を置く

HSPの人は敏感なので同じ空間にいるだけでストレスを感じてしまうことがあります。嫌なものや嫌な人とは適度な距離をおくとストレスが軽減しますよ。

<他人の感情に共感しすぎて疲れる>

悲しいニュースを見ると気持ちが落ち込んだり、ネット上で炎上しているのを見て関係ないのに傷ついたりして心が疲れてしまうことがあります。

そんなときはSNSと離れましょう。連日テレビのニュースで流れるときはニュース番組を避けたり、テレビを見ないようにして、距離を置くことが一番です。

<苦手な人と深く関わらないように周りに相談する>

学校で悪口を言われる、職場の先輩で高圧的な人がいる、そんな悩みを抱えている人はいませんか?

苦手な人がいると、表情や言動など気になってしまい、過剰なストレスを溜めてしまいます。

苦手な人と関わらなくていいように、先生や上司に相談してみましょう。

同じグループにならないよう配慮してもらったり、職場の部署を変更してもらうだけで毎日のストレスが減ります。

こまめにリラックスしてストレスを発散する

HSPの人は日々の生活のちょっとした刺激にストレスを感じやすいので、こまめにストレス発散をしましょう

ストレスを溜め込むとうつ病などを発症する恐れがあります。軽い運動をしたり、アロマなど好きな香りを嗅いでストレッチしたり、自分なりのリラックス方法を探すと良いでしょう。

心と体をリラックスする方法としてヨガがおすすめです。ヨガはゆっくりとした呼吸をしながら行うため、副交感神経が優位になりリラックスできます。

そして、全身の筋肉を伸ばすことでストレスによって凝り固まった筋肉をほぐしてくれます。

たくさんの人がいる中でヨガをすることに抵抗がある人は、オンラインのヨガレッスンがおすすめです。

日本最大のヨガスタジオLAVAが経営するオンラインレッスンを1レッスン40円で受けることができます。

ヨガに興味がある方はぜひ体験してみてください♪

HSPでも病院に行った方がいい場合

HSPは病気ではありませんが、病院に行った方が良い場合があります

主にうつ病などの症状が見られるときです。HSPの人はストレスを感じやすく、うつ病など発症しやすいという特徴があります。

あなたが今生きづらいと感じているのはHSPだけでなく、うつ病など発症している可能性があります

以下の症状がある人はぜひ病院を受診してみてください。

病院の受診をすすめる症状

この症状が2週間以上続く場合はぜひ病院を受診してみましょう。

  • なかなか寝付けない、途中で起きてしまうなどの睡眠障害
  • 食欲不振、過食
  • 頭痛
  • 気分が異常に落ち込みやる気が出ない
  • 集中力が続かない
  • 生きることが無性に辛い

これらの症状はうつ病の恐れがあります。ストレスを受けた際、気分が落ち込むのは正常なストレスへの反応です。

しかし、1日中気分が落ち込むようなことが2週間以上続く場合は、病院の受診をおすすめします。

このような症状がなくても、HSPかどうかわからないけど今すごく生きづらくて困っている、そんな方も病院を受診していいですよ!

うつ病になる前に対処できるかもしれませんし、不安であれば受診してみましょう♪

HSPについてより詳しく教えてくれるかもしれませんよ。

まとめ

  • HSPは病気ではないので、病院に行っても繊細な気質が治るわけではないので必ず病院を受診すべきではない
  • HSPは生まれ持った気質なので上手に付き合って行くことが大切
  • HSPと上手に付き合うためにはストレスを溜めないように嫌なものや刺激を遠ざけ、こまめにストレスを発散すると良い
  • HSPはうつ病を発症することが多く、精神疾患を発症しているようならば受診をすすめる

HSPは病気ではありません。繊細で空気を読みすぎて疲れやすい、と聞くとネガティブなイメージを感じてしまうかもしれません。

しかし、考え方を変えると良いところでもあるんです。些細なところに気がつくあなたは気配り上手ですし、他の特徴もポジティブに捉えることができます。

ただ、ストレスを感じやすいHSPさんはうつ病を発症することが多いのも事実です。

だからこそ、自分が苦しかったら病院を受診してみても構いません。

上手にHSPと付き合い、ストレスを軽減しましょう♪

HSPについて詳しく知るためにはこちらの本がおすすめです。HSPという言葉を提唱したエレイン・N・アーロンさんが執筆した本で、とてもわかりやすくHSPについて解説してくれています。

HSPと上手に付き合うためには、まず知ることが大切です。自分に対し理解を深め、ストレスを感じやすい毎日をより楽に過ごせるよう工夫してみてください。

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